
2026年8月25日から31日の旅程で、発展コースの受講生8名と九州大学下司教授、東北大学西村教授の計10名で、イタリア研修を行いました。25日午前に羽田空港を出発し、同日深夜にナポリ市に到着しました。
8月26日
地盤隆起や地震活動が継続するカンピフレグレイを訪問しました。古代ローマ時代の遺跡に刻まれた地盤隆起の跡や、1538年噴火で形成されたモンテ・ヌオーヴォ山を巡検しました。

【写真:カンピフレグレイを望む】

【写真:古代ローマ時代の地盤隆起の痕跡があるセラピス神殿】

【写真:モンテ・ヌオーヴォ山の露頭】
8月27日
ポツウォリ市にあるINGV(イタリア国地球物理学火山学研究所)ベスビオ火山観測所を訪問し、火山監視ルームにおいて、現在のカンピフレグレイやベスビオ山の火山状況について解説していただきました。その後、メルジェリーナ港から船でストロンボリ島に渡りました。

【写真:INGVベスビオ観測所のモニタールーム】
8月28日
山腹にある火山観測所を訪れました。フィレンツェ大学リペペ先生が独力で開設した観測所の成り立ちを学んだ後、最近のストロンボリ火山の噴火現象や、火山性津波の監視に関する講義を受けました。
夜には、島の南西にある崖「Sciara del Fuoco」を訪れ、ストロンボリ式噴火を観察しました。その後、この貴重な機会を利用して、空振観測や映像観測を行いました。

【写真:リペペ先生の講義】

【写真:ストロンボリ山】

【写真:空振観測】
8月29日
データ解析を行うとともに、海岸沿いにある過去の火砕流跡を観察しました。夜遅くにストロンボリ島を離れ、翌朝ナポリ市に戻りました。

【写真:データ解析】
8月30日
ベスビオ山の噴火で埋まったポンペイ遺跡を見学するとともに、遺跡内にある露頭で降下火砕物や火砕流堆積物を観察しました。

【写真:ポンペイ遺跡とベスビオ山】

【写真:遺跡内にある露頭の観察】
最後の夜は、ナポリ市のレストランでイタリア料理を楽しみながら、今回の研修を振り返りました。
研修を終えて
ナポリ市を出発し、31日に羽田空港で解散しました。ストロンボリ島では今年一番の暑さを記録するなど、猛暑の中での実習・研修となりましたが、受講生は巡検や観測を精力的に行い、有意義な研修となりました。
